兵庫県神戸市灘区でアスリートのコンディション管理・競技力アップを支えるトレーニングスタジオ「ウイニングボール」

「さらなるレベルアップを目指して」「新しいことを取り入れたい」。その気持ちが、パワーラインとの出会いを生んだ。横浜DeNA ベイスターズ国吉 佑樹投手ウイニングボール トレーナー加藤 愛理

リリーフを中心に、49試合登板。手応えをつかんだ2014年。

—昨シーズンについて少し振り返っていただきたいと思います。これまでの先発から中継ぎに役割が変わったということで、国吉選手にとっても大きな転換期となる1年だったと思いますが・・・

国吉 そうですね、毎試合ブルペンで準備する大変さなど、学ぶことが多かったです。また、終盤でリードしている場面で使ってもらえるまでの積み重ねが大変で、徐々に信頼していってもらえたのがよかったです。結果として49試合に投げられたのは自信になりました。

—加藤トレーナーも、国吉選手が登板している試合はご覧になりますか?

加藤 テレビで見られる時は見ていますよ。レッスンの予定が入って見られない時は、後からインターネットで結果をチェックしています。ベイスターズには他にもトレーニングをお手伝いさせてもらっている選手がいるので、いつも祈るような気持ちです(笑)

—山口俊投手も、同じくウイニングボールでトレーニングをされている選手のひとりです。先輩から学ぶことは何かありますか?

国吉 ちょうど僕が中継ぎで投げるようになったタイミングで、山口さんは先発を務めるようになってあれだけの結果を残された(注・8勝、月間MVPを2度受賞)。その適応力の高さはスゴいと思いましたし、僕もいつかはまた先発で勝負したいという想いも持っているので、すごく刺激になりましたね。

—実は昨シーズン中にも一度、ウイニングボールの松尾代表からレッスンを受けたとお聞きしましたが。

国吉 はい。ちょうど二軍で調整しているときに、たまたま松尾さんが関東の方に来られているということで見てもらいました。身体の具合はどこも悪くなかったんですけど、調子がよかった時に比べるとうまく投げられないモヤモヤした感覚だったんです。

—それはケガとか痛みというわけではなく?

国吉 ケガとはまた別ですね。身体の状態はいいのに、感覚的に動きがどうもしっくり来なかったり・・・それでレッスンを受けたらすぐに感覚が好調な時のものに戻ったので、去年の結果につながったと思います。

加藤 でも、ちょっとした感覚のズレだったりモヤモヤした感覚だったり、今まではどうやってそれらを取り除こうとしていたの?

国吉 ひたすらシャドーピッチングやネットピッチングをして、どうにか打開しようと。「こうすれば解決する」という明確な答えがなかったので、もどかしかったです。でも、松尾さんに少し見てもらっただけですぐに効果があったので、本当にありがたいと思いましたし、トレーニングはマシンがなくてもできるので、遠征先のホテルなどでも身体を動かして、コンディションの維持に使えるので助かっています。