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プロを目指して、今の自分にできること

読売ジャイアンツ桜井 俊貴投手

Teaching period
高校1年生~現在に至る

立命館大学のエースであり、昨年11月にはU-21日本代表にも選出された桜井俊貴投手。2015年秋のドラフト候補としても注目を集める中、プロの世界へのあこがれ、大学ラストシーズンに向けての意気込み、そして、高校時代から通い続けるウイニングボールの魅力を語っていただきました。

聞き手:株式会社フォグランプ 橋本祐介

CHAPTER 01.高校時代からウイニングボールでトレーニングを重ねてきた。

聞き手
リーグ戦開幕前にもかかわらず、お時間をいただきありがとうございます。(※取材は2015年4月6日に行いました)
桜井選手(以下桜井)
よろしくお願いします。
聞き手
今日もトレーニングをされていらっしゃいましたが、シーズン前の最後の仕上げといったところですか?
桜井
そうですね。ここ数日、ブルペンで投げていると体重がうまく乗っていないと感じるところがあったので…ボールの勢いも本来のものと違ったので、身体の状態を見てもらおうと。
聞き手
なるほど。好調の時のフォームと比べて違いがあったわけですね。
桜井
はい。自分では「何か変だな」と感じてもそれを直す方法がわからなくて…困ったときは松尾さんを頼ってウイニングボールに来るようにしているんです。
聞き手
松尾代表の指導はいかがですか?
桜井
本当にスゴいです。今回も、僕からは何も言っていないのに、少し身体のコンディションを見てもらっただけで「体重がうまく乗らないだろ?」と指摘されてしまって。なんでわかるの?と(笑) そしてトレーニングをすると、すぐに調子がいい時の感覚を取り戻せるので本当にありがたいです。
聞き手
ウイニングボールに来られるようになって長いと聞いています。
桜井
初めて来たのは高校(須磨北高)1年の冬でしたね。知人の紹介で、チームメイトと一緒にトレーニングを受けました。
聞き手
高校生が専門的なトレーニングを受ける機会は少ないと思うのですが?
桜井
その通りです。それまでは特に身体のコンディション調整に関するトレーニングを受けることはなかったので、専門的な立場から指導してもらえたのは貴重な経験になりました。
聞き手
それまで、何かご自身で取り組んでいたトレーニングはあったのですか?
桜井
ひたすら走り込んでいましたね。というのも、高校のグラウンドは他の部活動と併用で、1日の練習時間も限られていたので、走ることくらいしかできなかったというのが理由なんですけど(笑) おかげで体力はついたような気がします。
聞き手
初めてウイニングボールでトレーニングを受けた時のことは覚えていますか?
桜井
そうですね、松尾さんの身体にビックリしたことが印象に残っています。どうしてそんな動きができるのか、不思議で仕方がなかったです。でも、トレーニングを重ねることで徐々に動きをマネできるようになって、いい感覚が身体に染み付いていったのを実感できましたね。
今はチームの練習があるので頻繁には来られないですけど、できることなら毎日でもトレーニングを受けたいと思うくらいです

CHAPTER 02.自慢のスタミナで、チームを大学日本一。

聞き手
大学ラストイヤーのシーズンが始まります。意気込みを聞かせてください。
桜井
リーグ戦の春秋連覇と、明治神宮大会で優勝して大学日本一になることです。そのためにチームに貢献していきたいと思っています。
聞き手
明治神宮大会は昨春に初めて出場されました。全国大会の舞台を経験することで得られた収穫はありましたか?
桜井
はい、明治神宮大会に出場してくるチームは打線も強力で、少しでも気を抜くとやられてしまうので、一球ずつ集中して大切に投げることの大事さを学びました。
聞き手
昨春のシーズンは、リーグ戦でもフル回転の活躍でした(※11試合に登板し6勝0敗、関学大戦で延長15回、198球完投勝利も記録)。疲れを感じたりはしないのですか?
桜井
昔から疲れには強いタイプですね。高校時代の走り込みの成果もあるのかもしれません。ただ、ウイニングボールでレッスンを受けるようになって、余計な力を入れない理想的なフォームで投げられるようになったおかげで、ますます疲れを感じなくなりました。
聞き手
その活躍が評価されたこともあり、秋にはU-21の日本代表にも選出されました。
桜井
周りがプロの選手ばかりだったので最初は緊張しましたね。でも、プロとしての心構えや身体のケア方法を聞くなど、勉強になることも多かったです。特に、豊田清コーチからの「プロに入るだけじゃなく、一軍で活躍できないと意味がないぞ!」という激励の言葉が心に響きました。

CHAPTER 03.プロの世界を目指して、さらに自分に磨きをかけていきたい。

聞き手
U-21日本代表で、先にプロで活躍している同世代の選手に交じって試合や練習をする中で、「ここは今すぐにでもプロで通用する」と感じた部分はありましたか?
桜井
コントロールは通用するなと感じました。もともと自信はあるんです。
聞き手
では、逆に課題や磨きをかけていきたいところはありますか?
桜井
ストレートに磨きをかけたいですね。ストレートで空振りを取れるようになれば球数も減らせますし、変化球も生きてくるので。
そのために今は食事の回数や量を増やして、身体を大きくするよう取り組んでいます。また、体重を増やすだけでは効果はないと思うので、松尾さんにアドバイスをもらいながらレベルアップしていきたいですね。
聞き手
桜井投手のように、学生の間からトレーナーの指導を受けることで大きく才能が花開く選手もいると思います。改めて、ウイニングボールのいいところを一言で表現するとしたら?
桜井
「身体の状態が悪くなっても、一瞬で元に戻してくれるところ」ですね。先ほども話しましたけれど、何か変だなと感じても自分でそれを修正するのは難しいことだと思うんです。でも、松尾さんのトレーニングを受けるとすぐに状態が戻りますし、次の試合でのパフォーマンスに直結します。結果が早く出るから、トレーニングを頑張るモチベーションも上がります。
聞き手
今シーズンのご活躍を願っております。本日はありがとうございました!

profile

桜井 俊貴toshiki SAKURAI

1993年10月21日生まれ、兵庫県神戸市生まれ。小学4年の時に軟式野球を始める。北須磨高では1年時から試合に出場。甲子園出場こそならなかったものの、2年時は県16強進出に貢献するなど頭角を現す。立命館大に進学後は1年秋からリーグ戦に登板し4勝をマーク。3年春には6勝0敗の好成績で優勝の原動力となり、MVP・最優秀投手・ベストナインを受賞した。明治神宮大会でも奈良学園大戦で1失点完投勝利。3年秋までのリーグ戦通算成績は16勝7敗。1メートル81、75キロ。右投げ右打ち。

桜井 俊貴

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