— お二人のこれからの目標を聞かせてください
北方 僕は群馬でチャンスをもらったので、精一杯やりたいと思います。このトレーニングを続けていけば絶対にこのトンネルは抜け出せると思いますし、もう一度ゼロからのスタートという意味で、海外で野球をしたいとも思っています。
— まだ22歳ですもんね
松尾 若いなあー(笑) でも、この年齢でこれだけ苦労しているという経験は次にステップアップできた時にきっと大きな財産になると思うよ。
島袋 僕はずっと一軍で投げられることを目標にしています。昨年の今ごろは自分との戦い、何とか調子を取り戻すのに必死でしたが、今は春からアピールできる状態なので。
— お二人が活躍すれば、同じような悩みを持った選手たちの励みにもなりますね
松尾 それはあると思います。僕が島袋選手と出会ったときは、本当に何とかしたいと思っていたので。甲子園で春夏連覇を成し遂げたほどの選手が、身体の異変で苦しんでいるのを放っておけなかったですね。
結果を残している選手ほど、悪くなったときも努力する。でも、それがうまく結果に結びつかず、かえって能力を下げてしまうもどかしさがあった。だから、何とかしてあげたいと。
彼は周りに希望を与えられる存在だと思うから、何とか立ち直って復活してほしいと思っていました。
— 実際に、島袋選手が復活への道を歩み出したことで、身近な北方選手の希望にもなろうとしています。お互いに思うことはありますか?
島袋 同じ経験や苦しみを味わってきた仲なので頑張ってほしいと思っています。彼も変わりたいと思っているだろうし、いつまた同じステージに立っても負けないようにしたいですね。
北方 僕も同じですね。一緒にもがき苦しんできて、立ち直っていったのを見て刺激になっています。負けないように頑張りたいですね。
— 応援しています。本日はありがとうございました!